女性は妊娠すると、嬉しいと同時に日々変わる体調に不安を感じたり、出産後の生活が心配になったりしますよね。
そんな時に、夫に父親になる自覚が無いと、体調が辛いのを理解してくれなかったり、家事をしてくれない、出産の準備に協力的ではないといった不満が出てきます。
ただでさえ、ホルモンバランスで落ち込みやすいのに、そんな夫に毎日イライラしたくないですよね。
そんなあなたに、今日は「妊娠中から、夫に父親の自覚を持たせる方法7つとそのコツ」をご紹介いたします!

管理人MARUの夫は、かなり早い段階で父親の自覚が芽生えたようで、妊娠後半にはとてもラクをさせてもらいました。
父親の自覚がない夫

父親の自覚が無い夫の特徴
妊娠中に夫が父親になる自覚が無く、大変な思い、辛い思いをしているママたちは多いようです。
- 妊娠前と変わらず、仕事優先で家にいない
- ゲームばかりで、家事を手伝ってくれない
- 出産準備や名前決めなど話し合いたいのに、積極的じゃない
- 体調不良を訴えても、理解してもらえない etc.
なんかコロナのせいで旦那、両親学級も行けてないし出産にも立ち会えないし予防接種にもついてけないし、、、父親としての自覚?責任?みたいなのちゃんと感じてくれてんのか不安
— あやりんご🍎2m (@ONIGIRIgirigi) February 27, 2022
産後の恨みは一生ものってよく聞くけど、うちはそんな事なくてよかったと思っていた時期が私にもありました
— chicken🚼1y (@chicken215) February 28, 2022
このコロナ禍仕事と嘘ついてライブや飲み会に行ってた事が発覚
もう2ヶ月も前にわかったことなんだけど、何回喧嘩して話し合ってもやっぱりいまだに許せない
本当に一生ものになりそう…
そうなんです。産前産後の恨みは、一生続きます!!
恨みながら一緒に生活していくのは、ママたちもつらいです。
そうならないよう、妊娠中の早い段階で、夫に父親の自覚を持ってもいましょう。
夫が父親の自覚を持てない理由は?
夫が父親の自覚を持てない理由はいくつかあります。
- 自分が妊娠していないから、妊娠したことがないから
- 家事は奥さんの担当だと思っている
- 家事は奥さんの方が得意だと思っている
- 関わりかたがわからない(何をしてほしいのかわからない)
男の人は妊娠したことが無いんです。体調がどのような状態なのかは、言っても伝わらないのも仕方ないですよね。
だからこそ、ママたちが今どういう状況なのかを理解してもらう必要があります。
そのためには、パパが勉強をすること、そしてママは必要なことややってほしいことを、きちんと言葉にして伝えることです。
女性は察してほしい生き物です。しかし、男性の察する力は女性ほど高くはないとされています。
男性は言葉で言われないと気付かない、という前提でいましょう。
女性が「こうしてほしい」と言う段階で、心の中ではすでに「なんで気付かないのよ」「気が利かないな」「こっちが辛いのがわからないの」と、炎上状態であることが多いです。
そうすると、いきなり言われた男性からすると、「何ピリピリしてるんだよ」「言ってくれなきゃわからないだろ」「もっと冷静に話してよ」という気持ちになり、女性の言葉を聞く心の余裕も無くなってしまいます。
男性側にも女性を理解する気配りはしてほしいところですが、女性側にもできることはまだまだあります。
男性と女性の違いを理解することで、摩擦を減らし、お互い気持ちよく過ごすことができるようになります。
父親の自覚がうまれると夫はこう変わる!(メリット大)

夫に父親の自覚が芽生えると、生活が一変します。それくらい大きなことです。
夫に父親の自覚があるとこうなる!
- 家事を率先してやる
- 身体をいたわってくれるようになった
- マッサージをしてくれるようになった
- 出産後の計画や準備に積極的になった
- 言えば何でもすんなりやってくれる!

父親の自覚を持つと、こんなに変わるんですよね!今では夫は、神夫です!!
妊娠中から夫に父親の自覚を持たせるおすすめの方法7選

夫へのインタビューをもとに、「父親の自覚を芽生えさせてくれた影響力の大きい順」にご紹介します。
1. 両親学級に一緒に参加
私たちは、夫婦で市が主催しているママパパ学級(両親学級)に参加しました。
コロナ渦での開催だったので、普段とは異なる形だったと思いますが、これは本当に参加して良かったです!
- 市が主催しているママパパ学級(両親学級)に夫婦で参加
- 全4回
- 土曜日開催 9:30~12:00(2時間半)
- 無料
- 食事のことや出産までの流れなどの冊子配布あり
- 試供品の配布あり(おむつ二種類)、除菌スプレー
コロナではない時は、もっと人数も多く、ワークを通して他のご夫婦との交流もできたようです。今回は他のご夫婦との共同ワークのようなものはなく、お話する機会がありませんでした。番号を交換している人は見かけました。

同じ自治体のご夫婦だし、子どもが産まれる時期も近いから、本当はお友達になりたかったなー。
参加して良かった点
- 産前産後の恨みは一生であることを何度も説明してくれた!!
- どれだけママたちの体に変化が起き、辛いのかを説明してくれた
- パパたちに何ができるのかを説明してくれた
- パパたちの存在に救われるということをしっかりと説明してくれた
- 栄養指導があり、食事の見直しが一緒にできた
- おむつ替えの練習、おくるみの練習をした
- 陣痛の時のマッサージ方法を実践で教えてもらった
- お産までの流れを説明があった
どれも本当に大事なお話で、一緒に聞けて良かったですが、その中でも上の4つはベテラン助産師が自らの体験談を一生懸命話してくれました!
夫は産前産後の恨みは一生なんだな、というのを毎回これでもかというくらい聞かされたことで、ここでしくじると本当に大変なことになるんだなと実感したようです。
しばらくはトラウマになっていました(笑)
でもこれって、他に言ってくれる人がいないことなので、言ってくれてありがとうー!!と思いました。
夫は、本でも出産までの流れや妊婦さんの体がしんどいことなど、情報収集はしてくれていましたが、実際に対面で話を聞くというのが一番インパクトに残って良かったようです。
お仕事で旦那さんが中々参加できない人もいると思います。全部参加できなくても、どこか1回でも参加できるととても大きな変化が起きると思います。
もし旦那さんがどうしても参加できない場合は、音声を録音してもいいか確認をして、録音させてもらうのもいいと思います。
2. 胎動を感じてもらう
胎動を感じることも相当なインパクト大!だったようです。
私が胎動に気が付くようになったのは19週目でした。その時はまだお腹の奥の方で、くすぐられるような感覚で、夫にはわからなかったようです。
その後22週あたりで、初めて夫が胎動を感じることができました。
それ以来、毎日1回は必ず胎動を感じたいようで、お腹に手を当ててくるようになりました。
妊娠後期になると、胎動がどんどん大きくなり、外から目視できるほどに。しゃっくりも大きくなり、夫でもすぐに確認できるほどになります。
胎動にもいろんな種類がありますが、私の場合は「ぐにぐに系」だったので、本当にお腹の中に入ってることを実感できたようです。エコー写真を見ながら、頭はここで背骨はここで、と二人で赤ちゃんを感じることができます。
日に日に大きくなっていくお腹と、ぐにぐに元気に動く赤ちゃん、これはパパに父親の自覚を持たせるとてもインパクトの大きい出来事のようです。
3. 出産準備を一緒にする
出産準備も妊娠中の一大イベントです。
出産前に準備しなければならないものは、ざっと挙げただけでもこれだけあります。
- 赤ちゃんの用品を準備する
(肌着・洋服・布団・ベッド・哺乳瓶・お風呂・ベビーカー・抱っこ紐・チャイルドシート) - ママのものを準備する
(マタニティーの下着や洋服、ボディケア用品、入院グッズ、産後ケアグッズ) - 環境を整える
(赤ちゃんの寝床準備、部屋の片づけ、断捨離、赤ちゃん用品収納場所、大掃除、危ない物をなくす) - 育休取得の準備(夫婦ともに)
- 出産後の手続き系の確認(役所への届け出、赤ちゃんの保険証)
- 名前決め
- 赤ちゃんの洋服・下着・タオル類の水通し
ベッドや、ベビーカー、チャイルドシートなどの精密・大型のものは、男性の方がスペック等こだわって比較したりするのが得意なので、ママは希望を伝えて、選ぶのはパパにお任せしてもいいかもしれません。
シャンプーやお尻ふき、クリームや爪切りなど、細かいものは数が多いので、全てを把握できているママが揃える方がいいかもです。
私はAmazon、楽天、ウェルシア、アカチャンホンポ、ダイソーを利用して全てを揃えました!たくさん購入するものがあるので、お得に購入してください。
この中で、一番パパが喜んでいたのが、「赤ちゃんの洋服・下着・タオル類の水通し」の作業だったようです。
「水通し」というのは、赤ちゃんに使う前に、新品の衣類やタオルなどについているノリや有害物質を取り除くために、一度お洗濯をすることです。
小さな洋服や下着を手に持った時、私も「あぁ、、ママになるんだなぁ」とさらに実感しました。夫も同じだったようで、「かわいい、かわいい」としばらく手に持っていました。
「水通し」はぜひぜひパパとママ、一緒にやってみてください。本当に良い機会になります。
4. 出産後をイメージして、家事分担を決める
出産後どのような環境で子育てをしていく予定ですか?
実家にしばらくお世話になる人、お母さんが手伝いに来てくれる人、夫と二人でやる人、様々だと思います。
うちは両親・義両親ともに遠方でかつ高齢のため、始めから頼る予定がありませんでした。二人で何とかやっていこうと決めていました。
ありがたいことに、夫の職場は「男性育休」の取得に割と理解があるようで、産後1か月の育休をとってもらうことができました。これについては、別の記事で詳しくお話しようと思います。
二人で協力して育児をしていくために、予め下記のことを決め、妊娠中から練習もかねて取り組みはじめました。

事前に決めた理由としては、決めておかないと「いざ」その時が来ても動けないと思ったからです!
産後の家事分担のことで決めたこと
- 夫の「できること」「できないこと」の確認
例:授乳以外は何でもできる! - 家事は手伝いではなく、自分の仕事であると意識改善
- 妻は赤ちゃんのお世話と、体力回復を最優先させたいことを共有
- 指示待ちではなく、自ら決めて行動すること
- その代わり、クオリティは求めない
- ラクができるものは、積極的に取り入れる
例:宅配スーパー、コープデリの利用、ルンバ、食洗器の利用
これらのことを予め話し合って決めることで、産後のイメージもでき夫が父親としての自覚をもつことにつながります。
そして、妊娠中からこの決めごとを元に、夫に家事を一部任せます。慣れないことに関しては練習してもらいます。
仕事をしながら家事をやってもらうことは、とても心苦しかったのですが、ぎっくり腰をしたり自分の体調も良くない時もあったため、思い切ってお願いするようにしました。
一番苦戦していたのは、料理だったようですが、何でも経験だなと思います。週末の時間のある時に夫担当でごはんを作ってくれていました。まずはハードルは高くせず、簡単なものから挑戦してみてもらうのが大切です。
ここで大事なことは、
● 夫に依頼した役割については口出しをしない
● 毎回、感謝を伝える
この2点だと思います。これは、普段自分が家事をしていて、やってほしいことをそのまま夫に対してみる、ことです。

自分は家事を褒めてもらったことないのに、なんで夫の家事は褒めないといけないの?
と、思われるママも多いと思います。
確かに家事を褒めてもらうことはそれまでほとんど無かったですが、同じように今日も仕事お疲れ様、いつも頑張ってくれてありがとう、と毎日旦那さんに言えていますか?
結局は、お互いを思いやれることが一番大事な気がします。
5. 子育てについて語り合う、方針を決めておく
乳幼児の時期(0~3歳)は子どもにとって、とても大事な時期です。
パパとママが情報を共有して、同じ方向性で育児に取り組んでいくことが、子どもにとっても良い環境と言えるでしょう。
子どもが生まれてから極力、子どものことで争うことはしたくない。そういう思いから、生まれる前にたくさんのことを話し合いました。
我が家では、毎週末カフェで過ごすことが多かったので、その時に「今日決めること」とお題を決めてじっくり話し合っていました。あとは、一緒に散歩をしているときや、車を運転しているときなど、事あるごとに子育て方針のすり合わせをしていきました。
本当に大事なことは、「子どもにとって何がベストか」です。そうゴールを決めれば、夫婦が言い争う理由は無いはずです。
産後のママのメンタルが不安定になることも、事前にしっかり伝えておきましょう。
産後のメンタルと寝不足で、二人で決めたことも、子どものことを一番に考えようと決めたことも、どっかいってしまうので、お互いにこうやろうって決めたよね、と確認し合えることが大事です。
そのためにも事前にじっくり話し合えるうちに、話し合っておくことをおすすめします。

二人で決めたことを忘れているときは、教えてね!と事前にお願いしていました。
6. 出産育児本を読んでもらう
初産のママは自分も初めてのことだらけです。
女性は早いうちから子どもを産むことや、子育てをすることを考えたり、ママになった人たちの情報が耳に入ってきます。
しかし男性にとっては、おそらく奥さんが妊娠して初めて子育てのことをきちんと考えるのではないでしょうか。
そのギャップがあるので、どうしても温度感が違うと感じたり、積極的ではないと感じてしまいます。
でもそれは仕方のないことです。
まずは、パパにもしっかりと妊娠・出産についての知識を頭に入れてもらうことです。
その先に、子育てをどうしていくとか、生まれたらどうする、という話があります。
妊娠・出産は女性にとってとても大変なイベントです。痛みも大変さもできる限り理解してもらうことで、パパのその先の育児への関わり方が変わってくると思います。
\妊娠中に読んでおきたいおすすめの本も紹介しています/
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妊娠中に読んで良かったおすすめの本7選【ママになる人必読】
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7. 二人きりの時間を楽しむ
妊娠が発覚してから出産まで約9か月。本当にあっという間です。
安定期に入るまでは、流産の危険性もあるので、あまり遠出もできないですし、つわりが重い人もいます。
実際に気持ちも体調も安定していて、活動的になれるのは、安定期(16週)~妊娠後期(28週)に入る約12週間(3か月)ほどです。つわりが長引く人はこの時間も短くなります。
子どもが生まれたらどんなことができなくなるのか、どんな場所に行けなくなるのか、旦那さんと一緒に考えてみてください。そして、残り少ない二人きりで過ごす時間を十分に楽しみましょう。
自分の遊びで予定がうまっていた旦那さんも、この話を聞けばきっと二人で過ごす時間を確保してくれるはずです。
妊娠中から夫に父親の自覚を持たせる‘’コツ‘’

男性と女性はそもそも脳のつくりが違います。
女性にとっては当たり前のことも、男性には理解しがたかったりということが多々あります。
妊娠・出産・子育てをしていく中で、この違いにたくさん出くわすはずです。
そんな男女の特性の違いに注目し、夫に父親の自覚を持たせるコツを紹介します!
妊娠中から夫に父親の自覚を持たせる‘’コツ‘’
- 感情的にではなく、「こういう理由で、こうしてほしい」とやってほしいことを具体的に伝える
- 「手伝う」ではなく、パパの仕事として任命する
- 任命した仕事については、口出ししない
- 感謝や助かっている、楽になった、ということを毎回言葉にして伝える
男性の特徴である、論理的・責任感が強い・頼られると嬉しい・褒められると伸びる、これらの特性をうまく活かすことで、難なく夫に父親としての自覚を持ってもらうことができます。
妊娠中から夫に父親の自覚を持たせるおすすめの方法7選まとめ

ここまで妊娠中から夫に父親の自覚を持たせるおすすめの方法とコツをご紹介してきました。
- 両親学級に一緒に参加
- 胎動を感じてもらう
- 出産準備を一緒にする
- 出産後をイメージして、家事分担を決める
- 子育てについて語り合う、方針を決めておく
- 出産育児本を読んでもらう
- 二人きりの時間を楽しむ
「どうして父親の自覚を持ってくれないんだろう」と心の中で思っている人はたくさんいると思います。
それはやり方次第で改善できます!ぜひこの方法をお試しください。
パパとママとの関係がHappyだと、子どもは必ずHappyになります。生まれる前から親になる準備は始まっているんだと思います。
これを機に、じっくりパパと話し合う時間が作れるといいですね。ぜひ楽しい妊娠ライフをお過ごしください。